「坪単価50万円!」の広告を信じてはいけない理由
家づくりを検討し始めると必ず目にするのが「坪単価」という言葉です。坪単価とは、建物の本体価格を延床面積(または施工床面積)で割った「1坪あたりの建築費」のこと。しかし、この坪単価という数字には、家づくり初心者が陥りやすい大きな罠が潜んでいます。坪単価だけでハウスメーカーを比較すると、後で「こんなはずじゃなかった!」と大きく予算をオーバーすることになりかねません。
罠1:坪単価に含まれる「費用」はメーカーによって違う
実は、坪単価の計算方法には明確なルールがありません。「建物本体価格」にどこまでの設備や工事を含めるかは、各ハウスメーカーの裁量に任されています。例えば、A社は照明やカーテン、さらには一部の付帯工事まで含めて坪単価を出しているのに対し、ローコストを謳うB社は、本当に最低限の「箱」の価格だけで坪単価を算出し、生活に必要な設備はすべてオプション(別費用)としているケースがあります。
罠2:「延床面積」と「施工床面積」のマジック
坪単価を割り出す際の「面積」も要注意です。通常、建築基準法に基づく「延床面積」には、バルコニーやポーチ、吹き抜けなどは含まれません。しかし、ハウスメーカーによっては、これらを含んだ広めの「施工床面積」を分母にして坪単価を計算することがあります。分母が大きくなれば、当然1坪あたりの単価は安く見えます。
本当の「総額」を知るための3つのステップ
では、どうすれば正しい費用感をつかめるのでしょうか。
- 坪単価ではなく「総費用」で比較する: 建物本体価格に加えて、付帯工事費(外構、水道引き込みなど)や諸費用(ローン手数料、登記費用など)を含めた「総予算」の見積もりを出してもらいましょう。
- 標準仕様のグレードを確認する: 最初から提示されている見積もりのキッチンや風呂が、自分たちが満足できるグレード(標準仕様)なのかを確認します。
- 同じ条件・同じ間取りで相見積もりをとる: 複数のメーカーに、全く同じ要望を伝えて間取りと見積もりを作成してもらい、横並びで比較することが最も確実です。
賢く費用を比較するための第一歩
展示場に行って各社から個別に話を聞くのは、時間も労力もかかります。まずは、無料の一括資料請求サービスなどを利用して、各社の価格帯や標準仕様のカタログを集め、自宅でじっくり比較検討することをおすすめします。
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