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平屋を建てたい人がまず候補に挙げるのがタマホームです。坪単価はおおむね40万円台〜65万円台が目安とされ、主力商品「大安心の家」でも55〜65万円前後のレンジに収まると言われます。大手プレハブ系の平屋が坪80万〜110万円台の水準にあることを踏まえると、同じ25〜30坪の平屋で本体価格に1,000万円前後の差がつく計算になります。
ただし「安い=正解」ではありません。平屋は同じ延床でも基礎と屋根の面積が2階建ての約2倍になるため、ローコスト系でも坪単価は2階建てより1割前後上振れしやすいという構造があります。この記事では価格・標準仕様・注意点の3方向から整理し、「どこまでが標準で、どこから追加になるのか」を見積もり前に把握できる状態を目指します。
💡 この記事の結論
強み:耐震等級3相当・断熱等性能等級5相当を狙える仕様がベースに入っており、価格帯のわりに基本性能が高い
注意点:平屋は基礎・屋根が割高。さらに外構・地盤改良・照明カーテンは本体価格に含まれないため、総額で見ないと判断を誤る
向いている人:性能はほどほどに確保しつつ、浮いた予算を土地と外構に回したい人
タマホームの平屋はいくら?価格帯の実像
まず押さえたいのは、タマホームの坪単価が「商品」と「グレード」で大きく動くという点です。一般に語られる平均値は60万円台前後ですが、仕様を絞ったシリーズなら40万円台、断熱や設備を上げれば70万円台に届くこともあると言われます。平屋の場合はここに平屋特有の割増しが乗る、と考えておくのが安全です。
| 延床 | 坪単価の目安 | 本体価格の目安 | 総額の目安(諸費用込み・土地別) |
|---|---|---|---|
| 20坪(1〜2人) | 約55〜70万円 | 約1,100〜1,400万円 | 約1,450〜1,800万円 |
| 25坪(2〜3人) | 約50〜65万円 | 約1,250〜1,650万円 | 約1,650〜2,150万円 |
| 30坪(3〜4人) | 約48〜63万円 | 約1,450〜1,900万円 | 約1,900〜2,400万円 |
| 35坪(4人〜) | 約45〜60万円 | 約1,600〜2,100万円 | 約2,100〜2,650万円 |
表で気づくのは、坪数が小さいほど坪単価が上がるという逆転現象です。キッチン・浴室・洗面・トイレの設備一式は20坪でも35坪でも費用がほとんど変わらず、その固定費を小さい面積で割るため、20坪台前半の平屋は坪単価が跳ね上がりやすくなります。「小さく建てれば安い」は、ある一線を超えると成り立ちません。
本体価格と総額の差にも注意が必要です。上の表では総額を本体の1.3倍前後で置いていますが、これは付帯工事と諸費用の一般的な比率にもとづく目安にすぎません。内訳の考え方は注文住宅の費用相場と予算オーバーを防ぐ5つの鉄則で整理していますので、予算を組む前に一度目を通しておくと、後半で慌てずに済みます。
「大安心の家」の標準仕様はどこまで含まれる?
タマホームの評価を支えているのは、価格帯に対する標準仕様の厚みです。主力の「大安心の家」は、構造・断熱・設備の各面でローコストの一般的な水準を上回る内容がはじめから組み込まれていると説明されています。
| 項目 | 標準の内容(目安) | ポイント |
|---|---|---|
| 構造 | 木造軸組在来工法+耐力面材+剛床工法 | 面で地震力を受けるため、軸組単体より横揺れ・ねじれに強い |
| 耐震 | 耐震等級3相当を目標とした設計 | 平屋は元々地震に有利。等級3相当なら地震保険の割引対象になり得る |
| 断熱 | 断熱等性能等級5相当を目標とした仕様 | 省エネ基準を上回る水準。地域区分により内容は変動 |
| 設備 | キッチン・浴室・洗面・トイレの主要住設 | 大手メーカー品から選択できる範囲が広い |
| 保証 | 初期保証+定期点検、条件付きの延長制度 | 延長には有償メンテナンスが条件になるのが一般的 |
平屋との相性でいえば、剛床工法と耐震等級3相当の組み合わせが効いてきます。平屋は重心が低く地震に強い形状ですが、その分「大きな窓がほしい」「壁を減らして広いLDKに」という要望が通りやすく、設計次第では耐力壁が不足しがちです。面材で耐力を確保できる構造は、こうした開放的な平屋プランと両立させやすいという実利があります。
一方で、標準の範囲は商品・時期・地域で変わります。「ネットで見た標準仕様」と「担当者から提示された仕様書」が一致しないことは珍しくないため、必ず見積書に添付された仕様書ベースで確認するのが鉄則です。会社としての評判や坪単価の全体像はタマホームの評判・坪単価・特徴を徹底解説にまとめています。
ローコスト平屋で注意すべき5つのポイント
タマホームに限らず、ローコスト系で平屋を建てるときに予算が崩れる原因は毎回ほぼ同じです。以下の5つは、契約前に必ず金額として押さえておきたい項目です。
① 平屋は基礎・屋根の面積が2階建ての約2倍
30坪の平屋は建築面積も30坪、一方で30坪の総2階なら建築面積は15坪です。つまり基礎と屋根の量が単純に倍近くになり、同じ延床でも本体価格で数十万円〜100万円台の差が生まれると言われます。この差は「平屋だから割高」ではなく構造上の必然なので、見積もりで坪単価が想定より高く出ても、それ自体は異常ではありません。
② 土地が広く必要になり、総額では逆転することがある
30坪の平屋には、建ぺい率60%の地域でおおむね50〜60坪以上の土地が要ります。建物で200万円安く上がっても、坪単価の高いエリアなら差額はあっさり吸収されます。建物と土地をセットで比較しないと判断を誤る、というのが平屋の最大の落とし穴です。
③ 本体価格に含まれないものが多い
外構、地盤改良、屋外給排水、照明・カーテン、エアコン、登記費用——これらは本体価格の外側です。特に外構は平屋だと敷地が広いぶん面積が増えやすく、100万〜250万円程度を見込んでおくと安全です。
④ 標準からの変更が積み上がりやすい
ローコスト系は標準仕様の内側が最もコスパの良いゾーンです。床材のグレードアップ、造作収納、勾配天井、窓の追加——一つひとつは十数万円でも、10箇所積み上げれば200万円規模になります。「標準内で完結させる箇所」と「ここだけは上げる箇所」を先に決めておくのが有効です。
⑤ 担当者・施工店による品質のばらつき
施工エリアが広い会社ほど、実際の現場をどの工務店が担うかで満足度が変わります。契約前に近隣の完成物件や建築中の現場を見せてもらえるか聞くと、その支店の姿勢がある程度わかります。
タマホームの平屋、他社と比べてから決めていますか?
同じ30坪の平屋でも、会社が変われば本体価格は数百万円動きます。約3分の入力で複数社のカタログをまとめて取り寄せ、相場感を持ってから商談に臨みましょう。
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大手メーカーの平屋と比べるとどうか
価格を軸に並べると、タマホームの立ち位置ははっきりします。以下は各社の一般的な坪単価レンジの目安で、30坪の平屋を建てた場合の本体価格を並べたものです。
| メーカー | 坪単価の目安 | 30坪平屋の本体目安 | 性格 |
|---|---|---|---|
| タマホーム | 約48〜65万円 | 約1,450〜1,950万円 | 価格重視。標準仕様の厚みが持ち味 |
| 一条工務店 | 約80〜105万円 | 約2,400〜3,150万円 | 断熱・気密性能に特化 |
| ダイワハウス | 約83〜112万円 | 約2,500〜3,350万円 | 大空間・天井高。オリコン平屋2位 |
| 積水ハウス | 約100〜150万円 | 約3,000〜4,500万円 | 設計力とブランド。上位グレード志向 |
差額の使い道で考えると判断しやすくなります。たとえばタマホームと大手プレハブ系の差が1,000万円前後あるなら、その予算で土地を1ランク良い立地にすることも、太陽光と蓄電池、充実した外構を一式入れることも、繰上返済用の余力として手元に残すことも可能です。逆に、耐久性やアフター体制に予算を寄せたいなら大手の価格には理由があります。
各社のレンジを横並びで確認したい場合はハウスメーカー坪単価ランキングが、平屋そのものの費用構造を詰めたい場合は平屋の費用と間取りガイドが参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. タマホームの平屋は本当にコスパ最強ですか?
「本体価格あたりの性能」で見ればかなり有利と言えます。耐震等級3相当・断熱等性能等級5相当を狙える仕様が価格帯のわりに標準側に寄っているためです。ただしコスパの判定は総額ベースで行うべきで、外構・地盤改良・オプションを積んだ最終金額が、当初の本体価格から3割前後増えることは普通にあります。見積もりを取る段階では、必ず付帯工事と諸費用を含んだ総額で他社と比べてください。
Q2. 平屋と2階建て、タマホームならどちらが安く済みますか?
同じ延床なら2階建てのほうが建物は安く収まるのが一般的です。基礎と屋根の量が平屋の約半分で済むためで、その差はおおむね1割前後と言われます。ただし平屋は階段が不要なぶん有効面積が増え、将来の階段昇降やメンテナンス(足場費用など)で有利になる面もあります。土地代を含めた総額と、30年スパンの維持費まで含めて比較するのが妥当です。
Q3. 25坪の平屋でも家族4人で暮らせますか?
可能ですが、収納計画が生命線になります。25坪で3LDKを取ると1部屋あたりが5〜6畳程度に収まり、廊下を削って回遊動線にする、小屋裏収納を確保するといった工夫が前提になります。居室数を優先するか、LDKの広さを優先するかを先に家族で決めておくと、プランニングが一気に進みます。
まとめ
タマホームの平屋は、「価格を抑えつつ、基本性能は落としたくない」層にとって現実的な選択肢です。坪単価の目安は40万円台〜65万円台、30坪なら本体で約1,450〜1,900万円というレンジが一つの基準になります。一方で、平屋は基礎と屋根が割高になり、広い土地を必要とし、本体価格の外側に多くの費用がぶら下がります。この3点を金額として把握したうえで、大手の平屋と総額で並べてみる——そこまでやって初めて「コスパ最強かどうか」を自分の条件で判断できます。まずは複数社の資料を並べ、相場の物差しを手に入れるところから始めてください。

