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積水ハウスの木造「シャーウッド」の坪単価は約120万〜150万円が目安で、鉄骨系(イズ・シリーズなど 約120万〜155万円)とほぼ同じ価格帯です。「木造だから鉄骨より安い」とは言えず、延床35坪なら本体だけで約4,200万〜5,250万円、付帯工事や諸費用を含めると5,000万円台後半〜6,000万円台に届くケースも珍しくありません。
つまり、シャーウッドと鉄骨のどちらを選ぶかは「価格」ではなく、間取りの自由度・断熱の考え方・外観の好みで決めるのが現実的です。この記事では、価格帯の比較から構造の違い、選び分けの判断軸までを順に整理します。
💡 先に結論:シャーウッドと鉄骨の選び分け
② シャーウッド向き:木の質感・断熱性・平屋や和の外観を重視する人
③ 鉄骨向き:柱の少ない大空間・大開口・3階建てを重視する人
④ 決め方:同じ会社で両方比べられるのが積水の強み。展示場で両方を体感してから決める
シャーウッドの価格帯と鉄骨系との差
当サイトの積水ハウスの評判・坪単価の解説記事でも整理しているとおり、2026年時点の積水ハウスの坪単価は資材・人件費の高騰で上昇傾向にあります。構造別に見ると次のようなレンジが目安です。
| 構造・シリーズ | 坪単価の目安 | 延床35坪の本体価格目安 | 外壁の代表例 |
|---|---|---|---|
| シャーウッド(木造) | 約120万〜150万円 | 約4,200万〜5,250万円 | ベルバーン(陶版外壁) |
| イズ・シリーズなど(鉄骨) | 約120万〜155万円 | 約4,200万〜5,400万円 | ダインコンクリート |
| 実勢ボリュームゾーン(全体) | 約110万〜130万円 | 約3,850万〜4,550万円 | 仕様・地域で上下 |
同じ坪単価帯でも、価格を押し上げる要因は構造ごとに少し異なります。シャーウッドはベルバーンや天然石などの外装材、無垢材を使った内装を選ぶと上がりやすく、鉄骨は大開口サッシや柱のない大空間を求めるほど上がりやすいと言われます。また、坪単価は延床面積が小さいほど割高に出るため、30坪前後の計画では上限寄りの数字になることも想定しておきましょう。
木造の大手で比較対象になりやすいのが住友林業です。木造同士で比べたい場合は住友林業の評判・坪単価の解説もあわせて読むと、価格帯の違いと得意分野の差が見えやすくなります。
木造ならではの設計自由度
シャーウッドは、日本の伝統的な木造軸組(柱と梁)をベースに、独自の接合金物や構造用集成材で強度を高めた構法です。柱と基礎を直接つなぐ仕組みなどで耐震性を確保しつつ、木造らしい設計の柔らかさを残しているのが特徴とされます。
| 比較項目 | シャーウッド(木造) | 鉄骨系 |
|---|---|---|
| 大空間・大開口 | 対応可能だが、鉄骨ほどの柱なし大空間は苦手 | 得意。柱の少ないLDKや大きな窓に強い |
| 平屋・勾配天井 | 得意。勾配天井や梁見せなど木の表情を出しやすい | 対応可能。モダンな平屋が中心 |
| 3階建て | 対応可能(プランに制約が出ることも) | 得意。都市部の狭小地・3階建てに向く |
| 和の外観・内装 | 得意。和室・縁側・軒の深い外観になじむ | モダン・重厚な外観が得意 |
| 将来のリフォーム | 間取り変更の自由度は比較的高いとされる | 構造上動かせない部分がある場合も |
ざっくり言えば、「広さと開放感」なら鉄骨、「木の質感と柔らかい空間」ならシャーウッドという住み分けです。平屋を検討している人や、勾配天井・梁見せ天井で木の雰囲気を楽しみたい人には、シャーウッドが候補に挙がりやすいと言われます。
耐震・断熱の考え方の違い
耐震性はどちらも大手らしく高い水準で設計されており、「木造だから地震に弱い」ということはありません。違いが出るのは揺れへの対応の仕方と断熱の考え方です。
① 耐震:鉄骨は「制震」、木造は「強固な接合」
積水ハウスの鉄骨系は、揺れのエネルギーを吸収する制震システム(シーカス)を組み込んだ構造が特徴です。シャーウッドは、構造材と接合金物の強度、基礎と柱の緊結で建物全体の強さを確保する考え方です。どちらも耐震等級や構造計算の内容を見積もり段階で確認できるので、数値で比べるのが確実です。
② 断熱:木造は素材として熱を伝えにくい
木は鉄に比べて熱を伝えにくい素材のため、構造材そのものが熱の通り道(熱橋)になりにくいとされます。鉄骨は断熱材の施工や仕様で性能を確保する考え方で、どちらもZEH水準以上に対応できますが、断熱性能を最優先する人はUA値などの数値を構造別に出してもらうと比較しやすくなります。
③ 外壁のメンテナンス
シャーウッドの陶版外壁ベルバーン、鉄骨のダインコンクリートは、いずれも耐久性・メンテナンス性の高さで評価される専用外壁です。ただし、目地(シーリング)の点検・補修は必要になるため、長期の点検スケジュールと費用の目安も確認しておきましょう。
シャーウッドと鉄骨、両方の展示場をまとめて見学予約
木造と鉄骨の違いは、カタログより実物の天井高・開口・空気感で比べるのが早道です。複数の展示場をまとめて予約すれば、1日で比較できます。
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どちらを選ぶべきかの判断軸
価格差が小さい以上、判断の決め手は「暮らし方」と「建てる場所」です。次の表で、自分の希望がどちらに多く当てはまるか確認してみてください。
| こんな希望・条件なら | 向いている構造 |
|---|---|
| 20畳超の柱のないLDK・壁一面の大開口がほしい | 鉄骨 |
| 都市部の狭小地で3階建てにしたい | 鉄骨 |
| 平屋で勾配天井・梁見せの空間にしたい | シャーウッド |
| 無垢材や和室など、木の質感を大切にしたい | シャーウッド |
| 断熱性能(UA値)を最優先したい | シャーウッド寄り(数値で要確認) |
| 重厚でモダンな外観にしたい | 鉄骨寄り(好み次第) |
迷ったときは、同じ延床面積・同じ要望で両方のプランと見積もりを出してもらうのが確実です。積水ハウスは木造と鉄骨の両方を扱っているため、1社の中で構造だけを変えた比較ができます。これは他社にはあまりない利点です。
ただし、展示場は最上級仕様で建てられていることが多く、そのまま真似ると坪単価が上限を超えやすい点には注意が必要です。見学時に「標準仕様はどこまでか」を確認するコツは住宅展示場の見学のコツと事前準備で詳しくまとめています。
よくある質問
Q1. シャーウッドは鉄骨より安いですか?
坪単価の目安はシャーウッドが約120万〜150万円、鉄骨系が約120万〜155万円で、大きな差はありません。外装材や内装の選び方、間取りによってはシャーウッドのほうが高くなることもあります。「木造なら安い」と考えるより、同じ要望で両方の見積もりを取って比べるのがおすすめです。
Q2. シャーウッドの耐震性は鉄骨より劣りますか?
一概に劣るとは言えません。どちらも大手メーカーとして高い耐震性能を前提に設計されており、考え方(制震か、接合と構造材の強さか)が異なるだけです。気になる場合は、耐震等級や構造計算の内容をプランごとに確認しましょう。
Q3. 平屋を建てるならシャーウッドと鉄骨のどちらがいいですか?
木の質感や勾配天井を活かした平屋ならシャーウッド、大開口のモダンな平屋なら鉄骨が向いていると言われます。平屋は延床面積に対して基礎と屋根の面積が大きく坪単価が上がりやすいため、どちらの構造でも上限寄りの予算を見ておくと安心です。
まとめ:価格ではなく「空間の好み」で選ぶ
積水ハウスのシャーウッドの坪単価は約120万〜150万円が目安で、鉄骨系とほぼ同じ価格帯です。大空間・大開口・3階建てなら鉄骨、木の質感・平屋・断熱重視ならシャーウッドというのが基本の選び分けになります。
同じ会社で両方の構造を比べられるのは積水ハウスならではの強みです。展示場で両方の空間を体感し、同じ要望でプランと見積もりを並べてから判断しましょう。
※坪単価・総額は住宅情報メディア各社の公開情報や当サイト既存記事にもとづく2026年時点の目安です。商品・仕様・地域・時期によって大きく変わり、坪単価の算出方法(本体のみか付帯工事を含むか)も会社ごとに異なります。正確な金額は見積もりでご確認ください。
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